育成管理マニュアルについて
衛生管理マニュアル
サルモネラ菌などの衛生管理

雛の育成中はもちろん、孵化したばかりの雛を鶏舎に言える前(初生雛受入前)から、いろいろな段階でサルモネラ菌群(SE等)のチェックをして、衛生管理に万全を尽くしています。
成鶏に成長してからも、SE(サルモネラ菌)チェックは怠りません。
チェックは鶏だけではく、鶏卵はもちろんのこと、成鶏舎、集卵場、使用水、飼料、作業従事者、飼料や卵などを運搬する車両までも徹底して行います。
ワクチン接種などの健康管理

健康な鶏を育成するために、家畜保健所・獣医師と相談し、育成期間中のワクチネーチョンプログラムを作成して、抗体検査をしながら健康管理を行ってます。
なお、ワクチン接種等は育成期間中に行い、成鶏には行いません。
飼育行程 | SEチェック項目 | 頻度 |
---|---|---|
初生雛受入前 | 種鶏(記録添付) | 受入時 |
輸送車両 | 受入時 | |
育雛期間 0~40日令 |
使用飲料水 | 月1回 |
飼料 | 月1回 | |
育雛期間 41~120日令 |
使用飲料水 | 月1回 |
飼料 | 月1回 |
※他に、従業者、育雛舎、成鶏舎、使用水、鶏卵、糞・埃のSEチェックをそれぞれ月に1度
※検査材料
抜き取りガーゼパッド
※検査方法
1.増菌培養
ハーナーテトラチオン増菌培地(42℃、24時間培養)
2.分離培養
DHL、MLCB平板観点培地(37℃、24時間培養後判定)
鶏病研究会サルモネラ検査法に準拠
高病原性鳥インフルエンザ管理マニュアル
高病原性鳥インフルエンザの防疫対策
輸送車両の消毒

飼料及び鶏卵運搬車の入場時の荷台、運転席、床面、タイヤ回りの消毒。
手、及び履物の消毒

ドライバーや来訪者の手、及び履物の消毒。
鶏舎入場時の消毒

農場従業者の鶏舎入場時の手洗い、作業靴・衣類などの消毒。
構内道路の定期的消毒、清掃
鶏舎内への野鳥などの侵入防止の徹底完備。
鶏舎敷地内に消石灰を散布するなど
鶏舎敷地内への部外者の侵入防止
訪問時は、事前ににご連絡をお願いします。
突然の訪問はお断りする場合がございます。
緊急連絡時の対応
- 鶏の状態がいつもと異なる場合。
- 死亡率が異常に高い場合。(1日/ロット当り0.3%、1日当り0.5%を超えた場合)
- 産卵率の異常低下、及び飼料摂取量の異常低下の場合。
- 高病原性鳥インフルエンザの症状が疑わしい場合。
上記のような場合、以下の対応を取ります。
緊急連絡フロー

緊急連絡後の体制
1.家畜保健衛生所の判定が陽性の場合
・管轄の家畜県衛生所の指示に従う
・出荷した商品すべてを回収する
2.家畜保健衛生所の判定が陰性の場合
・出荷見合わせのまま、3日間斃死率の動向をみる。
・斃死数が3日間とも1日あたり0.3%以下であり、かつ鳥インフルエンザ特有の症状が確認できなければ、出荷を再開する。